さて、輝夜のオプションをどうするか・・・。これまでも制作してきたピンキーには何らかのオプションなり換装パーツなり
おまけを付けて来ましたので(約一名その恩恵に預かっていない人物がおりますが・・・)、今回も制作する事にしました。
輝夜といえば「五つの難題」ですが、五つ全部作るのは流石に大変です。ここは唯一の本物だという「蓬莱の玉の枝」だけで
充分でしょう。でも、それだけでは寂しいので前回作ってあじをしめた縫いぐるみを作る事にしました。モチーフは永琳でも
良かったのですが、折角ウサギが有るのでここはやっぱりウドンゲで行く事にしましょう。今後永遠亭の他のメンバーを
作った時にも付けられますしね♪
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と、言う訳でウドンゲ人形から作る事にします。
素材は当然このウサギ。耳の所が持ち手になっているのも ウドンゲらしくて(?)ナイスです。 |
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前回同様目鼻口を削った後、エポキシパテを盛ってへらで造型していきます。
順番としては、1:襟とネクタイとスカート 2:上着 3:後ろ髪 4:前髪 とやるのが良いでしょう。ちなみにこの時はまだもみあげを付けておりません。 これは、今回複製を考えていたので、もみあげが型取りと成型の足枷になると 考えたからです。 |
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背面です。尻尾を残すかどうかで悩みましたが、よく考えたら背面は殆ど長い
髪の下に隠れてしまいますね・・・。(^_^;) |
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前述の通り、今回は後々のことを考えて複製に挑戦しました。
以前雑記にも描きましたが、長期間放置していたシリコンゴムの状態は最悪で 納得の行く型が出来るまで随分と手間取りました。 その後もレジンを注型しては、発生した気泡を逃がすための溝を切り足したり レジンの回りきらない箇所に注ぎ口を増設したりと、トライ&エラーを繰り返 して漸く満足出来る成型品が得られるようになりました。 ちなみに、横のでっかいリボンは某ガシャポンフィギュアの部品をついでに 複製した物ですが、複数の部品を一つの型で複製するのは結構コツが要ります ので、慣れないうちは一つずつやったほうが良いでしょう。 |
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こちらは原型にもみあげを追加した物です。
これにてウドンゲ人形の工作は完了! |
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塗装してみました。
私はうどんげのジャケットは暗いエンジ色だと考えております。 マルーンにココアブラウン等の暗い茶色を混ぜていくとそれらしい色に。 あとの髪やスカートは、白を混ぜてパステル調にした紫やピンクです。 |
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続いて蓬莱の玉の枝を製作します。
枝本体は0.5ミリの銅線。玉は待針の玉部分を使用します。 |
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銅線をより合わせ、枝の芯をそれらしく形作ります。
(写真が汚くて申し訳無いです。) この時、根元の部分に余分を作り、持ち手とします。 |
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出来上がった芯にポリパテを盛り、硬化後表面を整えて枝らしくします。
さらに玉の付く位置に軽く窪みをつけておくと良いでしょう。 一連の作業は、ものが細くて折れやすいので注意が必要です。 |
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次に玉ですが、本来大きさがばらばらなので、5個全てを待針で作ると
違和感が生じます。待針は中玉3個とし、大玉をBB弾から、小玉は 昔服を買った時にしつけの為に付いていた小さな待針をストックして あったので、それを使用しました。現在なら2ミリ位のボールジョイント の球体が適当でしょう。 ガンダムマーカーのメッキシルバーを塗ってから、乾燥後アクリルのクリアー で塗面を保護。更に乾燥後にアクリルのクリアーカラーで着色しました。 塗料の濃度が丁度良い状態なら、直接塗料に浸すだけで綺麗に仕上がります。 |
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最後に玉から針を切り離し、塗装した枝にゴム系のボンド(透明なもの)や
エポキシ系のボンドで接着すれば完成です。 そうそう、最初に作った持ち手部分を切り離すのを忘れずに。 |