「スーパーカーは丸テール」某AW11ファンサイトにて掲げられていた言葉です。
そのサイトでは管理人さん所有のAW11に施された様々なチューニングやドレスアップが
その工程と共に詳細に紹介されており、非常に参考になるのですが、中でも目を引いたのが
現代の視点ではやや面白みに欠ける(そして当然社外品のカスタムパーツなど存在しない)
テールランプの改造記事でした。そこでは丸テール化の代表的な手法(レンズを裏から黒く
塗る・他車種の物を移植 等)した上で、自分の車では「純正品をくりぬいて他社種用の丸
テールをはめ込み、あえて丸い部分を出っ張らせたまま一見一体成型品のようにまとめる」と
いう大技を披露しておりました。この記事に大変感銘を受け、私も愛車のテールランプを丸く
しようと思い立った訳ですが、人の工法をそっくり真似するのは好きではありませんし、第一
私の「一見ノーマル」の主義にも反します。そこで紹介されていたどの記事とも違う工法を模
索し、尚且つ良く見てみないと丸テールだと判りにくい仕上がりを目指して加工を開始しました。
1:分解 |
まずテールランプユニットをレンズとリフレクターに分解します。
最近の車では接着されているそうですが、幸いこの車ではビス留めでした。と、言っても 片側だけで10本近くも有るビスを外すのは、面倒な事この上なかったですが。 あと、防水用とおぼしきコーキング剤ですが、こいつを暖めるなどして軟化さ せないまま無理にパーツを引っ張ると部品が割れる事があるのでご注意を。 |
2:インナーレンズ製作@ |
次につや消し黒のカッティングシートに、リフレクターの縁よりやや大きい四角形をけがき、
その内側に収まる程度の円を二つけがいて切り抜きます。
今回は透け防止と配光を考え銀のカッティングシートを重ねました。 |
3:インナーレンズ製作A |
2で作った穴開きシートをアクリル板に貼り付け、シートの大きさに切り出します。
今回は無色透明の物を選びましたが、光源が1つのままでの配光を考えると、 室内照明のフードのように乳白色の物の方が良かったかも。 |
4:インナーレンズ取り付け |
完成したインナーレンズを、リフレクターに取り付けます。
接着はグルーガンで行いました。 ここまで出来上がったら、レンズを元通り取り付けて完成です。 |
5:完成 |
完成品です。
当初の意図通り、一見ノーマルですが、良く見ると丸目になっているのが分かるでしょうか? |
6:装着 |
完成したテールランプを実際に取り付け、夕方薄暗くなってから点灯してみます。
スモールだとこんな具合です。 |
7:点灯 |
更に暗くなるのを待って、ブレーキを踏んでみました。
ぱっと見何の車か判りませんね。 まさに狙い通りの仕上がりです。 |