ピンキー改造蓬莱山輝夜(製作編)

製作中の霊夢をほったらかして製作を開始してしまいました、てるよもとい輝夜です。実はコレ、全くの
イレギュラーです。いつかは作ってみたかったですが、当面作る予定はありませんでした。それが何故
こんな事になったのかと言うと、それ、私のピンキー製作法に原因があります。ご存知の通り、私は
市販のフィギュアからパーツを流用する等して、可能な限り製作の労力を削減しようとしますが、当然
後には、ピンキーとパーツ供給もとのフィギュア双方の余りパーツが大量に出てしまいます。そんな折、
友人に依頼されて作ったピンキーの残りパーツと手持ちのパーツを見ている内に、ふと思い付いたのが
この輝夜です。これは正に天啓とも言うべきもので、思い付いたら最後いてもたってもいられなくなり、
一気に製作を開始して、ここまで作業を進めてしまいました。まあ、思い返せば私のピンキーの製作は、
パーツを見出した勢いで取り掛かった物ばかりなので、いつも通りといえばそうなのですが、正直霊夢、
スマンカッタ・・・。◎今回の発端

問題の(笑)パーツ。地面につきそうな長い黒髪と、引きずりそうな
ロングスカート。見れば見るほど輝夜にピッタリ!
手持ちのピンキーボディも僅かな加工で使えそうです。
思い付いた時に、思わず組み合わせてしまった物。
・・・な、何かすでに輝夜以外の何者でもない雰囲気が(^_^;)。
逆にピンキーの頭に替えた時のバランスが心配です。
ちなみにスカートのパーツはこの段階で簡単なフィッテング加工を
施してあり、上の写真のように滑らかな造型になっておりますが、
実際の加工前のパーツは上と重なる部分が大きく抉れていたり、一部
が出っ張っていたりしてますので、念の為。
適当なピンキーの後頭部に切り出した髪をアルミ線で接続して、組み
上げてみました。もみあげも切り出して前髪に接続しています。
前髪は瞳に掛かる位欲しかったので、結局パテを盛って造型しました。
後頭部は接合部の隙間を埋めてラインが繋がるようにするだけでOK。
今回はストックが無かったので、お団子頭を使った為に不要な窪みを
埋めまくっておりますが、もっと作業が楽なパーツもちゃんと存在
しておりますので、そちらを使ったほうが良いでしょう。
ボディは襟を追加して、ボタンの両脇に伸ばした三角プラ材をスライス
した物を貼ってリボンらしく。胸の大きなリボンはトゥハートのフィギュア
から流用した物ですが、形と大きさが合えば何でも良いです。
と、いう訳で勢いだけでここまでやってしまいました。
後は塗装するだけですが、今回はここまで。

さて、ここまで勢いに任せてとりあえず全体的に「輝夜に見える」程度まで加工して、作業を終了しましたが、
オプションの制作等ほかの作業にかまけて放置している間に色々と気になる所が目に付いて来ましたので、
塗装に入る前に修正する事にしました。

もみあげの長さが明らかに不足してますので、真鍮線を芯にしてパテを盛り、
倍近くの長さまで延長しました。
ポイントは元のパーツの前後左右を逆にしている事です。その上で延長部分と
合わせて緩いS字を描くように整形してやれば、雰囲気が出ると思います。
前回スルーしていた腰の帯を追加する事にしました。
帯部は作業性の良い鉛の薄板を細く切って使っております。私は昔から
ストックしているワインボトルの口に付いているホイルを使っておりますが、
最近は輸入物の良い物ぐらいでしか手に入らないので、釣り用の板重りの
薄い目の物を使うのが良いでしょう。
真ん中のバックルらしき円盤は、コトブキヤのリベットです。
加工の終わった各パーツを組み上げてみました。前より確実に似てきていると
思いますがどうでしょう?
あと、ホントの所は袖をもっと太くした方がよりらしくなるのですが、ヘタに
やって、他の部分と干渉したら目も当てられないし、せいぜい袖口の段差を
埋めるぐらいで止めといた方が良いかも・・・。(^_^;)
その2「オプション製作編」に続く